或る日の保木間で

と、或る日の事です。

開店宣伝をしておりましたら、只ならぬ熱い視線を感じましたもので、「何か御用なのかしら?」と、恐る恐る視線の先に近づくと、

「こっちへ来い!お前はこっちの世界の者だ!!」と、リーダー格の少年が、それは乱暴な口調で、強引に私を引き寄せるのです。

「そうよそうよ!私たちと遊びましょうよ!」と、周囲の魔女っ子も囃し立てますもので

一曲だけご一緒して

秘密のドアを使って逃げて参りました。

「これ、ついて来てはダメよ!ダメダメ!」

なんだろこの街。 なんだろ私。

寒いからね〜〜〜