祖父のこと

こんばんは。

今日は晴れたので母の実家の整理。

自転車で40分。途中道間違えて高円寺を通過したのですが、めちゃんこ人が多くてびっくらしました!?フランスの友人が電話で見せてくれたパリは人っ子ひとりいなかった。

ヨーロッパとの温度差を感じました。あぁ、エドとエルベにハンス♡ 会いたいなぁぁ(T ^ T)

さて、黙々と自転車を走らせて家の荷物整理。

うちの祖父は鳩と同じ部屋で暮らしたり、テレビを自分で作ったりと。まぁ、変人でした。

壊れたものを直すのが好きだったので、ぶっちゃけ人のゴミとか拾ってたと思うわ、、、

だから、、、出るわ出るわ鉄クズが、、、

「こんなもん本気で使う気だったんかい!?」

あー、おじいちゃんて、変人、、、しみじみ

大学の頃、制作に集中したくて、祖父が貸していた共同アパートの一室を借りていました。

祖父は無口で、作業中はご飯で呼んでも絶対に来ないタイプ。表情も乏しい人でした。

幼い頃は、たまに会う祖父に「無口な変な人」という印象を持っていましたが、大学生になると私の精神年齢があがった事もあり、「うわっ、この人面倒臭いけどメチャクチャ優しい人じゃん!?」と気づかされました。

私が自転車で来ると、いつのまにか色々と動作チェックしており、帰る頃には綺麗にふかれ、油までさして、快適に帰れる様になっているのが当たり前でした。一言も言わずに。

あー!でも、小学校から使ってた目覚ましがやっと壊れて新しいの買おう♪って捨てたら、直されて戻ってきた時はショックだったわぁぁ、しかも修理にセロテープ多様するのがさぁ、、、美的に絶対NOだった!!

お礼を言っても口がぎこちなく緩んで、鼻から軽く息を吐き、肩を震わす程度なのですが、しばらく近くで暮らす内に、私はその緩みの角度で喜び具合がわかるようになっていました。

そうすると「もっと喜ばせたい!!」という欲が湧いてくるもので、私なりにあれやこれや試して、最終的に、ダメ元で耳掻きを提案。

かなり驚いてましたが、意外にすんなりと受け入れて「こんな事は人生で初めてだ」と、照れつつ膝枕。これは喜んでましたね(^-^)♪

あと、酢豚作ってあげた時も「生まれて初めて」くらいの勢いで嬉しそうだったな♪

変人あるあるの収集癖と記録狂。ラジオを録音したカセットが大量。「みぽりん」本当に聞くんかい!?と、突っ込みを入れつつ!?

あ!?そこってレコードだったんだ!?!?

ちょっと欲しくなっちゃった、、、置くとこないけど、、、

この天井の高い部屋が好きでした。ピアノを置いた母の部屋から祖父の音楽部屋に。古関裕而さんはここで作曲していたのかな?なんて。

にしても、、、人の住まなくなった家って、朽ち果てて行くものですね。家中がボロッボロです!!ボロッボロ!!!陥没しとる!!!

私だって自転車で往復1時間半近く、、、泊まれるならもっと楽だけど、汚ったないの!!

6月引き渡しまでに片付けられるだろか、、、

おじいちゃん!!物が多いねんっっ!!

そんな祖父は私がチンドン屋を初めて間もなく他界しました。17年前位なのかな?

「あんたの話はどうもこの世の話とは思えない。」って晩年は驚かせる事ばかりでしたね。不思議そうに 異国の物語を聞いてました★

葬儀の時、ヌーブラが片方お腹に落ちてきちゃって、その事ばかり気にしてた!ごめん!!