自転車に乗って

少し動けるようになると、決まって掃除します。風通りを良くして、キレイにすれば身体もリフレッシュするよね。病は気からでしょ?って。

そんで、「そうだ!節分前に厄払いに行こうと思ってたんだ!!」っていきなりテンション上げて、自転車に乗ったら、

「待てよ。」

随分前からチェックして、サービスデーに観に行こうと決めていた映画を思い出しました。

“悪童日記”

ハンガリーの作家、アゴタ・クリストフの最高傑作。

数年前、三ヶ月の無計画なヨーロッパ一人旅に出た際、この本を連れて行きました。もう一冊はヘルマン・ヘッセの“荒野のオオカミ”。我ながら、なんつー厳しい本を持って行ったのでしょう。自分に対して、「旅先で調子にのるなよ!常に冷ややかに自分を見つめとけよ!」って戒めですね。。。

という訳で、いつの間にか下高井戸シネマのシートに座っているのでした。

映画にするのは難しい題材ですが、作家に対する敬愛を感じる作品でした。けど身体弱ってる時に観るもんじゃないですね。夜のお散歩して今日も深い眠りにつこう。